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3.0.0-0の新機能並びに変更点

アップデート(2023/11/12)

RHEL8でインストールされず、ブラウザのログ取得等の補助機能が動作しません。次のファイルを追加でインストールをしてください。

sudo dnf install perl-LWP-Protocol-https.noarch

リリース日

2023年10月31日(火)

作業予想時間

約30分

新機能

RHEL8をサポートしました

  • RHEL8/AlmaLinux/RockeyLinux の利用が可能です。

RHEL6をサポートから対象外としました

  • RHEL6はOSとしても古いサポート外となります。

仕様変更

ブラウザで複数ファイルの削除を行えるようになりました

バックアップの仕組みが変更となりました

改善

エンコードをしていないファイルがダウンロードに失敗する

  • ブラウザでエンコードせずにダウンロードを開始してしまい正常なダウンロードが行えませんでした。

Chromeが古いブラウザと判定されてしまう

  • モダンブラウザのChromeが古いブラウザと判定されてしまい機能が制限されていました。

ログに出力していた無駄なワーニングの抑制

  • 操作ログを閲覧した際に、ワーニングがログに記録されていました。

アップデート手順

今回のバージョンはモジュールの入れ替えが必要です。移行後にサービスの再起動も必要です。 また、バージョンアッププログラムは、毎日のcron で動作している場合があります。 crontab l で確認できます。 その場合、この手順はすでに完了しています。
cron を停止していたりする場合は、手動でアップデートを行う必要があります。

バージョンアッププログラムを起動します

# /usr/local/teamfile/www/bin/tfupdater

途中二つの質問があります。

バックアップ実行の有無とアップデート実行の選択

一つ目はバックアップを行うかですが、デフォルトでは、毎日バックアップを行っていますのでnで構いません。

yを押下するとストレージもすべてバックアップを行うため作業に時間がかかります。 二つ目はアップデートの実行の有無です。 y を入力するとアップデートが始まります。

Do you want to backup previous files before updating TeamFile ? (y/n) (default: y) : <nを入力してください>
Do you want to update TeamFile now ? (y/n) (default: n) : <yを入力してください>

手動によるアップデート手順

アップデートモジュール提供サーバ

アップデートモジュールは次のサーバ から取得が可能です。

https://dl.teamfile.com
項目
ユーザID www
パスワード www.teamfile.com

プロダクトはOS 環境により異なりますので環境に合わせて取得してください。

*(例)OSのバージョン確認方法

cat /etc/redhat-release
CentOS Linux release 7.X.XXXX (Core)

プロダクトの場所の例

/server/RHEL7/x86_64/X.X.X-X

ダウンロードファイルの配置場所(#dest-dlpath)

/var/lib/teamfile/download/

アップデート方法

tfupdaterツールによるアップデートを行います。この作業は管理者で行います。
tfupdaterは/usr/local/teamfile/www/にあります。

/usr/local/teamfile/www/bin/tfupdater -l -d /var/lib/taemfile/download/

ここのdで指定する /var/lib/teamfile/ はダウンロードファイルの配場所で指定した場所です。

設定ファイルの見直し(重要)

アップデート中に、次のメッセージがでてきます。

   1:pk-httpd-2.4.41-2.el8            警告: /usr/local/teamfile/www/conf/httpd.conf は /usr/local/teamfile/www/conf/httpd.conf.rpmnew として作成されました。
################################# [ 17%]

これは、設定ファイルhttpd.confが別名で作られたことを意味しています。ファイルの差し替えはせずに既存ファイルの次の部分を変更してください。

  • 変更前
LoadModule mpm_event_module modules/mod_mpm_event.so
#LoadModule mpm_prefork_module modules/mod_mpm_prefork.so
#LoadModule mpm_worker_module modules/mod_mpm_worker.so
  • 変更後
#LoadModule mpm_event_module modules/mod_mpm_event.so
LoadModule mpm_prefork_module modules/mod_mpm_prefork.so
#LoadModule mpm_worker_module modules/mod_mpm_worker.so

MPMの仕組みをmpm_eventからmpm_preforkへ変更します。

バックアップ先のフォルダ名変更(重要)

従来のバックアップは必ず一回前だけのバックアップでしたが日付により複数保存することが可能となりました。複数日を設定することができますが、変更は前日との差分だけとなるため容量を抑えて保存が行えます。

バックアップのフォルダ名変更してください。

* 変更パス

/var/lib/teamfile/backup/n
  • 変更名

nというフォルダを本日の日付に変更します。

例:本日が10月31日だった場合

/var/lib/teamfile/backup/20231031

アップデートのバージョン確認

コマンドからの確認方法

TeamFileのバージョンが正しくアップデートされているかは次のコマンドで確認できます 。

rpm -qa | grep pk-mod_dav

X が今回のバージョンになっていればアップデートされています。

pk-mod_dav_tf-pg9-X.X.X-X.el7.x86_64

TeamFileの再起動

アップデートは、サービスが稼働中でも行えますが、適用するためには必ず再起動を行ってください。

systemctl stop teamfile
systemctl start teamfile

ブラウザからの確認方法

TeamFileのブラウザログイン画面の右下で確認することができます。