コンテンツにスキップ

2.5.1-2の新機能並びに変更点

リリース日

2021年8月3日(火)

作業予想時間

約1時間

新機能

特にありません

仕様変更

BOXに登録したユーザにメールが送られるようになりました。

BOX作成時に作成したメールアドレスにシステムから自動的にメールが送られます。この設定は後に説明するサーバポリシーで制御できます。

改善

BOXのメールアドレスチェックが大文字小文字を意識してしまう

BOXの取得可能なメールアドレスと対象者が入力するメールアドレスの一致が大文字小文字を意識してしまい、正しいメールアドレスでも受信できない問題を解消しました。

サーバ機能サポート通知が正しく動作していない

機能を判断するヘッダーに二段階認証機能の有効性の有無が含まれていませんでした。

パスワードに利用できない文字列が存在していたのを修正

パスワードに「コロン」を利用するとブラウザでログインが正しく行えない問題がありました。

アップデート手順

今回のバージョンはモジュールの入れ替えが必要です。移行後にサービスの再起動も必要です。 また、バージョンアッププログラムは、毎日のcron で動作している場合があります。 crontab l で確認できます。 その場合、この手順はすでに完了しています。
cron を停止していたりする場合は、手動でアップデートを行う必要があります。手動の場合は、 3.3 から作業を行ってください。

バージョンアッププログラムを起動します。

# /usr/local/teamfile/www/bin/tfupdater
途中二つの質問があります。

バックアップ実行の有無とアップデート実行の選択

一つ目はバックアップを行うかですが、デフォルトでは、毎日バックアップを行っていますのでnで構いません。

yを押下するとストレージもすべてバックアップを行うため作業に時間がかかります。 二つ目はアップデートの実行の有無です。 y を入力するとアップデートが始まります。

Do you want to backup previous files before updating TeamFile ? (y/n) (default: y) : <nを入力してください>
Do you want to update TeamFile now ? (y/n) (default: n) : <yを入力してください>

手動によるアップデート手順

アップデートモジュール提供サーバ

アップデートモジュールは次のサーバ から取得が可能です。

https://dl.teamfile.com

項目
ユーザID www
パスワード www.teamfile.com

プロダクトはOS 環境により異なりますので環境に合わせて取得してください。

*(例)OSのバージョン確認方法

cat /etc/redhat-release
CentOS Linux release 7.X.XXXX (Core)

プロダクトの場所の例

/server/RHEL6/x86_64/X.X.X-X

ダウンロードファイルの配置場所(#dest-dlpath)

/var/lib/teamfile/download/

アップデート方法

tfupdaterツールによるアップデートを行います。この作業は管理者で行います。
tfupdaterは/usr/local/teamfile/www/にあります。

/usr/local/teamfile/www/bin/tfupdater -l -d /var/lib/taemfile/download/
ここのdで指定する /var/lib/teamfile/ はダウンロードファイルの配場所で指定した場所です。

アップデートのバージョン確認

コマンドからの確認方法

TeamFileのバージョンが正しくアップデートされているかは次のコマンドで確認できます 。

rpm -qa | grep pk-mod_dav
X が今回のバージョンになっていればアップデートされています。
pk-mod_dav_tf-pg9-X.X.X-X.el7.x86_64

TeamFileの再起動

アップデートは、サービスが稼働中でも行えますが、適用するためには必ず再起動を行ってください。

  • RHEL7の場合
    systemctl stop teamfile
    systemctl start teamfile
    
  • RHEL6 の場合
    /etc/init.d/teamfile stop
    /etc/init.d/teamfile start
    

ブラウザからの確認方法

TeamFileのブラウザログイン画面の右下で確認することができます。

BOXのメールアドレス入力機能

2.1.5-1で提供されたBOXのメールアドレスは個人特定には適していましたが、今回よりそれに加えて「ワイルドカード」の指定も行えるようになりました。それにより、個人相手ではなく、ドメイン限定にしたり、ワイルドカードのみにして配布に利用したりと幅広い利用が行えるようになりました。ワイルドカードを指定した場合には、相手先の特定が行われないためメールの自動送信は行われません。

パターン 説明
@teamfile.com @teamfile.comドメインのメールアドレスが許可されます。
*.co.jp co.jp co.jpドメインのメールアドレスが許可されます。
*jp jpドメインのメールアドレスが許可されます。
*(アスタリスクのみ) すべてのメールアドレスが許可されます。

メールアドレス内のワイルドカード抑制設定

ワイルドカードを指定できるメールアドレスをサーバポリシーで抑制できます。ディレクティブに次のように追加してください

TfServerPolicy boxwithoutmail=[user | all]
- user - 一般ユーザが制限される。管理者やグループリーダーは設定可能 - all - 全員