ブラウザのイメージ変更について
はじめに
本書の目的
この文書では、TeamFile のブラウザ画面のイメージを変更する為の方式について記述しています。
対象者
TeamFile サーバへログインできる管理者を対象としています。
ブラウザ画面について
画面
画面は以下のようになります。(2006 年 5 月 31 日現在)変更できる部分とできない部分がありますので注意してください。

変更不可能な部分について
上記で説明している変更できないイメージ・文字の説明
- Copyright© 2005,2006〜の著作権表示部分
(ア) 本製品の開発元の著作権表示です。
イメージについて
変更可能な部分
一番変更が行いやすい部分は以下の部分です。ここではそのイメージの変更方法について説明します。

イメージ基準
このイメージは以下の基準により作成してください。ファイル形式は gif や png、jpeg など問いませんが標準的なブラウザが読めるファイル形式が望ましいです。(標準にインストールされているロゴのファイル形式はpng にしています)
横:4344px 縦:890px
このファイルサイズにとらわれません。アスペクト比を考慮してファイルを作成してください。
サーバへの設定方法
ファイルのアップロード
イメージが作成したら、サーバへアップロードします。 TeamFile サーバは Linux の為、ファイルのアップロードは FTP や SCP などを行ってアップロードします。アップロードは以下の場所です。
##/usr/local/teamfile/www/icons/teamfile/custom/
このフォルダの上位ディレクトリには標準的なイメージが全て登録されています。ここにあるファイル名を上書きしないように注意し、ファイル名は、ASCII で登録してください。また、FTP を利用してアップロードした場合は、FTP のモードにも注意してください。バイナリモードで送らなければファイルの破壊が起こる可能性があります。
イメージファイルの適用
ファイルのアップロードが終われば、対象のファイルを TeamFile へ伝えます。この設定も以下のファイルを編集するだけです。
日本語環境の場合
/usr/local/teamfile/www/conf/conf.d/stylesheet/ai_mime.types.ja
英語環境の場合
/usr/local/teamfile/www/conf/conf.d/stylesheet/ai_mime.types.en
このファイルは日本語(又は英語)環境のブラウザのイメージを管理しているファイルです。
標準的なデフォルトファイルが双方用意されており、ファイル形式はテキスト UTF8 です。UTF8 は必ず守ってください。ファイルが壊れてしまい正常に動作しなくなります。
UTF8 のファイルを編集するツールとして vim などがあります。TeamFile を弊社がインストールした場合にはインストールされています。
双方のファイルのデフォルトファイルは以下の場所にあります。
日本語環境の場合
/usr/local/teamfile/www/conf/conf.d/stylesheet/ai_mime.types.default.ja
英語環境の場合
/usr/local/teamfile/www/conf/conf.d/stylesheet/ai_mime.types.default.en
このファイルがデフォルトなり、先に説明したファイルにない項目はこのデフォルトファイルを参照するようになっています。
フォーマット
前節で説明したファイルの中身は以下の内容で統一されています。ここではそのフォーマット及びこの文書で必要である項目だけを抜粋して説明します。
この文書での編集が必要な項目は以下の項目です。この部分を ai_mime.types.ja に書き加えます。
英語環境をご利用の場合は ai_mime.types.en も同じように書き込みます。
application/x-tf-toppage,-,/icons/teamfile/tf_logo.gif,トップページ
-
1 カラム目:application/x-tf-toppage
(ア) 固定値です、変更しないようにしてください。 -
2 カラム目:
(ア) 固定値です、変更しないようにしてください。 -
3 カラム目:/icons/teamfile/custom/tf_logo.gif (ア) こちらに作成したファイルの URI で入れてください。(詳しくは次節をご覧ください)
-
4 カラム目:トップページ
(ア) ブラウザの ALT に利用される文字列です。変更しても問題はありませんが、修正する必要はありません。
ファイルフォーマットと URI(表示上のパス)の関係
ファイルのフォーマットの内、3 カラム目の URI とファイルシステム上のパスは密接な関係があります。通常 TeamFile のイメージへのパスは以下の通りとなっています。
/usr/local/teamfile/www/icons/teamfile/custom/
この部分の内「/icons/teamfile/」が URI として指定できるものになっています。
例えば、イメージファイルを以下の場所に配置した場合は
/usr/local/teamfile/www/icons/teamfile/custom/imagefile.png
3 カラム目には以下のように記述します。
/icons/teamfile/custom/imagefile.png
ロケーション毎のイメージの変更
ログインした後に左上に表示されるイメージは、ロケーション毎に変更することが可能です。
設定ファイル/usr/local/teamfile/www/conf/conf.d/mod_dav_tf.conf.defaultに記載されているTfCustomImagePathに記載されているパスに次のルールでファイルを配置してください。
TfCustomImagePathのデフォルト設定は、/usr/local/teamfile/www/icons/teamfile/customです。
ルール
/usr/local/teamfile/www/icons/teamfile/custom/ホスト名/ロケーション名/logo.png
- ホスト名
対象のロケーションに接続するホスト名(FQDN)です。
- ロケーション名
ロケーション名です。
例
次の通りのURLであった場合 https://testdrive.teamfile.com/aozora/
- ホスト名:testdrive.teamfile.com
-
ロケーション名:aozora
-
ファイル置き場
/usr/local/teamfile/www/icons/teamfile/custom/testdrive.teamfile.com/aozora/logo.png
適用後の表示確認
ブラウザを利用して確認します。InternetExplorer や FireFox など一般的なブラウザはキャッシュの機構が存在しており、ファイルを適用してもブラウザにすぐ反応しない場合があります。
その場合には、一度キャッシュをクリアし再表示してください。